ドクターストーン第147話「サイエンスジャーニー」 感想

人力GPS

 前話で千空たちの船は最短最難関ルートで航海することになりました。そのために、ほぼ何もない外洋で正確な位置情報を知る必要があります。そこで人力GPSを使うことになりました。

 具体的には太陽方位高度測定器で太陽の高さと船の時間を調べます。ルリたちがいる日本本土では日時計と砂時計で正確な時間を調べます。太陽の高さから縦の位置、船と日本の時差から横の位置を調べ、正確な位置情報がわかるそうです。

 この人力GPSだと夜はどうするのかと疑問が残ります。また、必要な人員は短波の信号を受け取る人やそこからの時間経過をはかる人、太陽の方位と高さをはかる人、時差と太陽の高さから現在の位置を計算する人、かじをきる人がいます。これを最短最難関ルートだと短い一定時間ごとにやる必要があるため、たくさんの労働力が必要になることがわかります。

 

太陽の石

 太陽のおかげで正確な位置情報を知ることができた千空達。しかし、晴天は長く続かず、雨が降ってきてしまいます。スイカヴァイキングの話を思い出し太陽の石(いつでも太陽の場所がわかるといわれていた石)があれば‥と言います。それを聞いたクロムは心当たりがあったようで、太陽の石の母岩を取りだしました。この石を千空が見て、方解石(天然のプリズム)であることがわかりました。そして無事に、雨のときでも太陽の位置を知ることができました。